初めて はり・きゅう治療を受けられるにあたって、よく質問されることをまとめました。

鍼灸治療について
・はりは痛くないですか?
・感染はしませんか?
・お灸は熱いですか?火傷はしませんか?
・髪や服にお灸の臭いがつきませんか?
・どんな症状に効くのですか?
・赤ちゃんや妊婦も受けることができますか?

マタニティ鍼灸について
・鍼灸で流産の心配はありませんか?
・治療でお腹が張ったり、胎動が激しくなったりしませんか?
・治療中の姿勢がしんどくないか気になります。
・病院や助産院にかかっていますが、鍼灸治療を受けるにはどうしたらよいでしょうか?

逆子治療について
・何週目から鍼灸の逆子治療を始めたらよいでしょうか?
・治り難い場合がありますか?
予約について
・美容鍼灸と鍼灸治療を同日に受けることはできますか?
・男性でも予約できますか?
他院との違いについて
・マッサージはしてもらえますか?
・保険は利きますか?
・整体院・マッサージ店・整骨院とどう違いますか?

鍼灸治療について

はりは痛くないですか?

 痛みがほとんど出ないように作られています。
「はり」と聞くと、注射針や縫い針を想像される方が多いと思います。しかし、鍼灸治療で使用する針は、注射針の1/2〜1/3以下の直径で、髪の毛ほどかそれ以下(当院で使用する針は0.10mm~0.20mmの直径)です。それほど細い上に、針先が皮膚を貫く際に痛みが伴わないよう、日本の技術で加工されています。

 当院では、針管(針を打つ時に使用する管)にもこだわり、金属の針管を使用し、皮膚設置面積を増やしているため、できるだけ痛みが出ないよう努力しています。

「痛がりなので、どうしても打つ鍼は怖い」という方には、鍉鍼(ていしん)という金属を皮膚に当てるだけの鍼で代用も可能ですので、ご要望ください。

感染はしませんか?

 心配ありません。鍼灸治療に使用される鍼を介しての感染は報告されていません。

 当院で使用している針は、使い捨ての針(ディスポーサブル針)です。滅菌消毒された後、1本〜少数針ごとに梱包されており、一度(一カ所に)使用したものはその場で破棄いたします。

 また、針を刺す部分の皮膚は、アルコールでしっかりと消毒いたします。ですから、万が一出血したとしても、清潔で安心して利用いただけます。手指や器具の消毒も、徹底して行っております。

お灸は熱いですか?やけどしませんか?

 ほとんどが暖かさを感じる程度の気持ちの良いお灸です。

 お灸には種類があり、症状によってはチッと熱さを伝えるものから、ほんのり表面を温めるだけのものもあります。必要とご要望に応じて使い分けますので、ご安心ください。昔のように、皮膚に火傷の跡が残る程の熱いお灸を長時間据えること・我慢を強いることは、決してありません。

 ただし、末梢の感覚鈍麻をお持ちの方(糖尿病・脊髄損傷などを含む)のお灸は、禁忌ですので控えさせていただきます。

髪や服にお灸の臭いが付きませんか?

配慮しています。

当院では、お灸の中でも、煙の少なく・臭いの残りにくい高級なお灸をを使用しています。従来の鍼灸院で使用してきたお灸とは、煙の量が桁違いに減っていますので、ご安心ください。

一方で、お灸の香りも治療効果があると言われていますが、お灸の上質な香りはそのまま楽しんでいただけます。

 

はり・きゅう治療はどんな症状に効くのでしょうか?

肩こり、腰痛、神経痛、関節痛はもちろんこと、他にも多くの症状や病気に鍼灸は効果が期待できるとWHO(世界保健機構)が挙げています。WHOが挙げているのは以下の症状です。

◎頭部の症状

 頭痛・耳鳴り・疲れ目・蓄膿症・咽頭炎・扁桃炎・歯痛・中耳炎・耳鳴りなど

◎呼吸器系疾患

 気管支炎・喘息・風邪および予防など

◎内臓の疲れ

 胃腸症状(胃炎、消化不良、胃下垂、下痢、便秘)肝機能障害・十二指腸潰瘍・痔など

◎代謝内分泌疾患

 バセドウ病・糖尿病・甲状腺機能低下症 など

◎婦人科系の症状

 生理痛・冷え性・貧血・つわり・月経不順・更年期障害・不妊など

◎小児科疾患

 夜泣き・かんむし(キンキン泣く・キーキー)・夜驚・不眠・小児喘息・アレルギー・食欲不振・おねしょ など

◎心の疲れ

 イライラ・めまい・不眠・ノイローゼ・動悸・自律神経失調など

◎美容

 顔のむくみ・たるみ・肌荒れ・ニキビなど

赤ちゃんや妊婦も受けることができますか?

 赤ちゃんに対しては、「小児はり」と言って、皮膚をさするだけの刺激を行います。一般的に生後3か月から小児はりを受けることができると言われています。

 年齢に合わせて鍼の種類と治療時間を変えています。

 小児はりは夜泣き・疳虫(かんのむし)・乳吐きなど、こまったちゃんによく効果があります。

 妊婦さんの安産に対する鍼灸は安定期に入ってから、医師と相談した上で受けて頂けるのが望ましいです。また、逆子治療は目安として妊娠27週~良いとされています。

マタニティ鍼灸について

鍼灸で流産などの心配はないのですか?

戦後からこれまで、妊娠中の鍼灸治療で流産したという因果関係がはっきりした報告論文はありません。

しかし妊娠中はデリケートな状態ですから、流産等の有害な問題が発生しないよう細心の注意を払った治療を行っています。

治療でお腹が張ったり、胎動が強くなりませんか?

一般的に鍼灸治療を受けた後に、腹部が張ったり、胎動が活発になることが2〜3割の方にあり、心配したり、不安になる方もおられるようです。しかし、当院では、お腹の張りを軽減するような治療も同時に行うことで対処しております。万一、症状が出ても、それらによる問題発生はありませんので、そのときは椅子に座るなど、お腹に負担がかからないようにしてくだされな、少しすると治ります。

治療中の姿勢がしんどくないか気になります。

仰向けができる方は仰向けで治療します。しかし、仰向けの際に、胎児が母親の腹部大静脈を圧迫して「仰臥位低血圧症候群」になったり、気分不良になってしまうことがあります。そのため、当院では膝の下に枕を入れ、立膝をして気分不良を回避します。また、うつ向けの姿勢では治療いたしません。代わりに、左右両側の横向きになって治療します。その際、クッションを挟むなどして腹部を圧迫しない姿勢で行います。

病院や助産院にかかっていますが、鍼灸治療を受けるのはどうしたらよいでしょうか?

①担当医や助産師さんが鍼灸を理解されている場合には問題ないので、鍼灸をやってみたい旨を説明し、紹介を得るとよいと思います。そうでない場合でも、了解の有無で鍼灸治療をするしないを決めたりはしません。鍼灸治療を受けるのは、あくまでも患者さんの希望があって、患者さんの了解の下に行います。

②産科に通われている場合、産科医は逆子の方の入院、帝王切開やその他のことの計画を患者さんと話されているか、話す予定でおられると思いますので、その内容を教えてください。

逆子治療について

何周目から鍼灸の逆子治療を始めたらよいでしょうか?

逆子が問題とされる28週以降の治療をお勧めします。これまで20週くらいから40週までの鍼灸治療報告があり、40週まで回転したケースがあります。しかし、逆子の回転率は初心週数が31週までが80%以上と高く、32週以降になると急に低くなります。ですから、産婦人科や助産院で逆子と言われたら、28週〜31週までに鍼灸治療を始めることをお勧めします。

逆子が治り難い場合がありますか?

臍帯が短い場合や羊水が少ない場合、臍帯巻絡(臍帯が胎児の体に巻きついていること)あるいは、筋腫など器質的な問題がある場合などは返りにくいとする報告があります。しかし、そのような指摘をされた方の回転率も、指摘されなかった方の回転率もあまり差がない結果(筑波技術大学)も出ています。

その他、腹部緊張や冷えはマイナスの影響を与えます。

自宅で行う「セルフ灸」とはどんなものですか?

鍼灸師が印をした場所(4か所以上)に毎日「台座灸」もしくは「棒灸」をしていただきます。しっかりと暖かさを感じるまでしていただくと、大体20分から40分かかります。

予約について

鍼灸治療と美容を同日に受けることはできますか?

可能です。

その場合、鍼灸治療(不調に対する鍼灸治療)をしていただいた後、美容鍼灸(お顔の鍼)を受けていただき、お時間は2時間程度かかります。

ただし、初診で鍼灸治療を受けられる場合は、治療の前に初回カウンセリング(約60分)が必要となります。

特に鍼・灸が初めてという方は、鍼灸治療と美容と一緒に受けられますとかなりお身体にだるさが出ますので、まずは鍼灸治療(+初回カウンセリング)のみでの施術を受けられることをオススメします。

 

男性でも予約できますか?

女性の方に、安心して来ていただくために、基本的に女性優先でご予約をお取り致しております。男性の方は、女性で通院されている方のご紹介があった場合に限り、お受けしております。ご紹介者なしでの男性の方のご予約はお受けしておりません。ご了承ください。

他院との違いについて

マッサージはしてもらえますか?

当院では、リラクセーション的なマッサージは行っておりません。

ひだまり鍼灸院は、国家資格「はり師」「きゅう師」を持ったスタッフによる、鍼灸治療にこだわった治療院です。ツボを使って、内臓から不調を整えていく治療ですので、慰安的なリラクセーションとは異なります。

保険は利きますか?

保険の取り扱いはしておりません。

当院では、「体の痛みの軽減」、「内臓の不調の軽減」、「病気の予防」・「健康増進」といったように、一人の患者さんを総合的に丁寧に治療していきます。しかし、現在の保険は、「頸椎症」「腰痛」といった、部分的な症状と一部の病気のみに適応されます。保険治療では、当院の「総合的な治療」「健康増進」という方針に合わないため、導入しておりません。ご了承ください。

整体院・マッサージ店や整骨院と、どこが違いますか?

整体院・マッサージ店は無資格者でも施術をすることができます。

整骨院・鍼灸院は国家資格者でないと施術できません。国家資格であるということは、施術者は国の基準を満たした「知識・技術・危機管理能力」を保持したもの ということです。

中でも、整骨院は「柔道整復師」の国家資格を持ち、柔道で脱臼や骨折をした時の整復術を専門とした、いわゆる「骨接ぎ」を原点とした資格です。

鍼灸院は「はり師」「きゅう師」の国家資格を持った者が施術しています。原点は、中国から伝来した、ツボを使ったはり・きゅう治療です。